心が疲れた時に行く愛知県おすすめスポット5選!
学校や職場の人間関係で心が疲れた時に「なんかここ以外のどこかに行きたいな~」と思うことはありませんか。
ほんの少しの時間でいいから、ふっと心が落ち着き、穏やかになれる場所に行きたい!
生活音がない自然の声が聞こえる静かな場所、ぼーっとできて物思いにふける場所、いつもいる環境と違う雰囲気の場所。
一人でもふらっと立ち寄れたり、思い立って短時間でも身を置くと心と体を休まるような場所をご紹介!
次のお休みの時や、早く起きた朝に行ってみてはいかがでしょうか。
一人でもふらっと行ける場所は?
心が疲れた時に行くと心安らぐ!おすすめの場所があれば、ぜひ知っておきたいと思いますよね。
人や状況によっては、その場所や空間に行って感じ取る感覚は違うと思いますが、ここからは疲れた心を癒してくれる、おすすめの場所を紹介していきます。
①丈山園・安城市
江戸時代に生きた文人、石川丈山が京都一乗寺に建てた詩仙堂のイメージを再現した建物です。
禅寺の本格的な庭園もあり落ち着いた雰囲気の場所で、まるで京都ではないか、と思ってしまうほどの佇まいです。
それが安城市にあるのです!(石川丈山が安城市出身のため)
ちなみに石川丈山は、代々徳川家に従える武士の家に生まれ、大阪夏の陣をあとに武士をやめ、59歳で京都の一条寺に詩仙堂を終の棲家として建てました。
そして90歳の天寿を全うするまでに書や漢詩作りを行い、思うままに過ごしています。
駐車場は少し離れた場所にあり、そこから歩くこと3分ほどで時代劇に出てきそうな小川が流れる細い道を歩き、門をくぐると建物の入り口へたどり着きます。
中に入るとさっそくメインの庭園が広がります。
その庭園前にある座敷は建物の窓やふすまが取り外されており、ほとんど柱のみがあるだけで、ほぼ外と繋がっているので開放感バツグンでその季節の風をゆったりと感じられます。
平日はその座敷に、まれに人がいないタイミングもあるので、その座敷や穏やかな庭園空間を一人占めもできる場合もあったりします。
その時はなんともラッキーな瞬間です!
晴れた日も雨の日でも、ここから庭を眺めながらぼーっとして考えが収まることは疲れた心にとっては休息になるので、5~10分だけでも気持ちが軽くなるのが実感できるのではないかと思います。
その後に座敷に座ったままで、おぼんの乗せられた西尾抹茶と季節の甘味を注文して一服してリラックス。
詩仙堂にある狩野探幽の画と丈山の漢詩がかかれた中国歴代詩人の三十六詩仙図(複製)も再現されており眺めて見ると悩みを忘れます。
心が落ち着いた後は、出来れば裸足で縁側や畳、廊下を歩いて感じてみてください。
足の裏から感じる木の床の温度や感覚・畳の感触を体感すると、この建物が自然な感じが伝わってきます。
裏の廊下からは小屋裏につながるとても急な階段があるので、登ってみて2、3帖ほどの小屋裏から庭を見下ろしてみてください。
ここも窓ガラスはなく壁に穴が開いており、木の雨戸と土壁で風が流れて心地よいです。
心が疲れたなと感じた時は、ぜひ行ってみてはいかがでしょうか。
丈山園の場所
- 住所:安城市和泉町中本郷180-1
- 入苑料:一般100円、団体(10人以上)80円、中学生以下無料
- 開苑時間:9:00~17:00(入苑は16:30まで)
- 休苑日:毎週月曜日(祝日は開園)、年末年始(12/28~1/4)
- 呈茶:一服(お茶菓子付き)400円
- 駐車場:60台 (丈山苑まで徒歩3分くらいかかります)
②小野浦海水浴場・美浜町
夏場に行くと人と車で大渋滞ですが、秋~春にかけては穴場の静かな場所です。
知多半島の中間にあって伊勢湾に面しています。
長い海岸線が広がっており、きめ細かな白い砂浜を裸足で散歩しながら穏やかな波の音を聞き、潮の香りでとても心地よい気持ちになります。
砂浜の西の方には、野間埼灯台と張り出た陸地があるので色々と散策もでき、丸い綺麗な石拾いもできます。
セントレアに向かう飛行機や船舶も遠くから眺められるので、一通り歩いたら防砂提に腰かけて、ゆっくりと動く景色をただ見ているだけで日々の事を忘れさせてくれます。
特に晴れた日の夕暮れは、青空から徐々に夕焼けに変わっていく様子が時間を忘れ、ただただ無言でその絶景に飲み込まれてしまいます。
この自然の存在感の大きさに心癒されてはいかがでしょうか。
喧騒から離れて心を癒すときは、くれぐれも夏以外で。
小野浦海水浴場の場所
- 住所:愛知県知多郡美浜町小野浦西川
- 営業:シーズンは6月下旬~8月下旬
- 交通:名鉄線は通っているもののほぼ車で行く形です
有料の南知多道路の南知多ICから車で12分 - 駐車場:夏場は有料駐車場があるかとは思いますが、他の時季は公式の駐車場はなさそうなので、近くのまちの駅(食と健康の館)で買い物される方はこちらが便利かもしれません
③生目八幡宮・大府市
生目八幡宮のすぐ向かいには、平安時代の武士・平景清にルーツがあるという常福寺もあります。
常福寺の駐車場に車を止めると南側にこんもりと小高い丘の森が目に入ります。
入り口は道路からすぐに鳥居があり、くぐっていくと上り坂が続き参道には短歌が書かれた石碑や鹿、カエルの銅像などもあります。
参道自体は、夏場でも木々が日陰を作ってくれて心地良い風が流れています。
そして奥に進むと祠が見えてきます。
お参りをして祠の南に少し開けたスペースがあるのですが、ここが心が落ち着くおすすめのスポットになります。
ここは周りの畑を見下ろせる高い位置にあって程よい間隔で木々が生えており、奥には竹も自生している場所で、1年のどの季節に来ても自然と心地よさを感じられます。
春は桜の木が1本植樹されており、丸太イスに腰掛けながらまじかで眺められますし、夏は木々と竹の日陰と風が通る場所のなので、涼を感じながらエネルギーチャージできます。
実際にこの場所に立ち、風に揺られて聞こえる木々と竹の音、その間から見える青い空、鳥やセミの鳴き声を体感してみてください。
この場所に少し居るだけで心の状態は変化してしまいます。
安らいだ穏やかな感覚を感じられる場所なので、足を運んでみてはいかがでしょうか。
生目八幡宮の場所
- 住所:愛知県大府市半月町3丁目171
- 駐車場:北側に25台ほどの駐車場あり
④定光寺・瀬戸市
こちら定光寺は桜や紅葉の季節には人が集まる場所ですが、それ以外の平日にはほとんど人もいないので穴場で穏やかなおすすめスポットです。
創建されたのは1336年でお寺本堂の無為殿は国の重要文化財に指定されており、圧巻で厳かな空気が漂っています。
本堂の裏手にはさらに奥に進む参道があり、上っていくと徳川将軍御三家の尾張徳川家の祖である徳川義直の廟所があり、さらに荘厳な雰囲気になっています。
本堂の賽銭箱の脇にはロウソクと線香、マッチが常備されているのでお賽銭を入れて香炉に線香を立てることもできるので、手を合わせてみるのも良いと思います。
時より住職も通りがかって挨拶するときもあったりします。
境内を西の方に行くと駐車場のような大きく開けた展望スペースがあって、ここからは春日井の町や瀬戸の雄大な山々の眺めが心を解放してくれます。
良く晴れた日には、まさかの名古屋駅の高層ビル群もはっきり見えるので見晴らしは最高です。
この風景に徳川義直が気に入ったのも頷けます!
ちなみにここは野鳥観察の方々が、車のトランクから望遠カメラ片手に写真を撮られている光景もよく目にしますので、鳥の声もよく聞こえます。
街の喧騒から離れて自然の声に身をゆだねてみるのも、心を平穏に保つポイントかもしれませんね。
定光寺の場所
- 住所:愛知県瀬戸市定光寺町373
- 拝観時間:特に定めはなし
(徳川義直の廟所は保存修理工事のため立ち入り不可。令和7年3月31日まで) - 電車:JR中央本線/定光寺駅から参道入口まで徒歩20分、本堂までは30分ほどかかります
- 駐車場:定光寺霊園まで車で行くことができ、霊園事務所の前に7台ほど駐車可能
そのまま奥の展望広場まで行けば、数十台駐車可能な広場があります - トイレもあります
⑤天然温泉めぐみの湯・大府市
JAげんきの郷の中にある、天然温泉めぐみの湯。
やはり心が疲れた時は、温泉が一番!
場所はあいち健康の森の近くで、周りにはのどかな畑やいちご農場が点在しているところで落ち着いております。
郷自体は農家さんの直売所や花と緑販売のグリーンセンター、子連れファミリーが過ごしやすい「すくすくヶ丘」も併設してある場所です。
めぐみの湯は、源泉使用・加水なしの天然温泉で疲労回復やストレス解消に効果的です。
ここは通常サウナはもちろん、ゲルマニウムや岩塩のヒーリングサウナもあり、体の深部から温めるのでデトックス効果は高まりそうなので、心身を休めリフレッシュするには持って来いの場所です。
露天風呂は常滑焼の一人用つぼ湯があるのも面白いところで、陶製浴槽なので遠赤外線効果によって身体がぽかぽかになります。
ゆっくりと温まってぼーっとすれば心の負担もすぐに軽くなるのではないでしょうか。
おすすめの時間帯は、平日の夕方ごろが空いていて自由に入りやすいです。
天然温泉めぐみの湯の場所
- 住所:大府市吉田町正右エ門新田1-1
- 営業時間:9:00~21:00(最終は20:30)
- 交通:知多バスで大府駅西口から10分
- 駐車場:540台
まとめ
いかがでしたでしょうか、心が疲れた時に行くおすすめスポット!
人は心が疲れているとなかなかエネルギーが湧かないものです。
その状態だと仕事や物事のパフォーマンスへの影響が大きく反映され、思うような結果や状況がもたらされないものです。
そんな状況を改善するには心の負担を軽くしてあげる必要もあります。
そのために一旦、現在身を置いている環境・状況を離れてみることは大変効果があります。
今回おすすめしたスポットに足を運んで、そこに少しの時間いるだけでも客観性が出てくるのです!
すると呼吸も穏やかになり、元の環境に戻ってもストレス値が下がった状態なので、気持ちの余裕や思考の多面性に気づくキッカケにもなります。
体と心は一緒です。心の状態は体にも表れます。姿勢を正すと心も整う。
心が落ち着く環境に足を運ぶことは、体の緊張をほぐすことになります。
体の柔軟性は心の柔軟性にもつながっています。
心身一如。
コメント