悩みを解決する時の本の選び方のポイントは?
人が本を手に取る理由は様々ですが、下記のような方に読んでいただけるとご参考になる内容となっております。
- いま直面するこの悩みの解決方法が全く分からない
- 漠然と先が見えなくて、今後どうすれば良いかも分からない
- この問題を解決する糸口が知りたい
- この悩みがずっと頭の中から離れず仕事にも集中できない
- この悩みの解決方法なんてあるのだろうか
- 私と同じ悩みを持った人に出会ったことがない
人生において悩み・問題・課題は誰しも持っているものだと思います。
それが解決するのは変化が伴うからです。
その変化というのは、
①悩みや問題そのものの状況が変化する
②自分の見方や捉え方、基準、力量などが変化する
などのパターンがあり、①は時間経過などの待ちの姿勢です。
②は入力があって、自分自身の変化が伴うものになっているかと思います。
②においては「人とのコミュニケーションや物事との接触によるもの」や、「本や何かの媒体からの情報によるもの」、「自然との対話、直感、ひらめきなど」あるかと思いますが、今回は簡単に一人で出来る、本からの入力に注目したいと思います。
現在、全世界には1億冊を超える本が存在しており、日本でも年間7万冊が新たに出版されているようです。
その中から、今のあたなのその悩み解決のヒントが得られるような本に出会う方法をご紹介いたします。
良書と出会う3つのステップを紹介!
ここからは実際に「今のその悩みを解決するヒントを与えてくれる良書」に出会うための3つの手順をご紹介していきます。
本を何気なく見に行くのではなく、今のあなたに必要な情報を与えてくれる良書というパートナーを発見するキッカケになればと思います。
①良書に出会うための心の状態
まずは本を探しに行く前の段階で、どのような心の状態で本を探しに行くか、です。
ただ何となく本を見に行くのではなく、本屋についてからでもよいので心の状態を整えてから本を見に行くと結果的に買う本が全然違ってきます。
悩みをタイトル化して客観視
あなたのその解決方法が分からない悩み、あなたをモヤモヤさせる物事、意識がいつの間にか向いて囚われてしまう事柄・相手の言動。
①:まずはその悩みや問題を少し思い浮かべる。(過去に実際にあった状況を思い浮かべる)
②:そのイメージを静止画にして、頭の上から手で掴んで目の前に置いてみる。(実際に掴んで置くという動作をやってみる)
③:頭に浮かぶ悩みや気になる事柄を気が済むまで②で出して並べる。
④:その静止画の内容を紙に書き留める、タイトル化(○○さんと何してる、〇〇して怒られている、○○がおきて困っている)
⑤:書いた紙の文字を見ながら、悩みの静止画イメージを再生。
⑥:その状況の解決した場面を言葉にして、④で書いた文字の下に書く。
⑦:その言葉を眺めながら、その場面をぼんやりでイメージして静止画にする。
⑧:その静止画がどんどん小さくなって自分の体に吸収されていく感じをイメージ。
直感を信じる
悩みを明確にしたら、解決ヒントが書いてある本に出会いたいと思ってみる。ただ一旦、思ってみる。
悩みや問題のイメージを持った状態で、今日は出会えるかもと少しの期待感があればOK!
②良書に出会いに行く
では実際にどこに本を探しに行けば良いのでしょうか。
これからあなたを待っている本に会いに行きましょう。
古書の即売会
古書即売会の最大の魅力は、すでに絶版になっているものも多く販売されているということ。
それは昭和初期や明治に発行された本など、見たことが無いような本がジャンルも多彩で並んでおり、昭和の映画ポスターや戦前の教科書、古地図などもあったりします。
最近の新書とはまた違った、昔の人の考え、時代の思考が感じられます。
時代が遡るほど便利さや物が減っていき、余計な誘惑や選択できる物も少なく、逆に思考や物事に余裕がある時代に書かれた書物。
現代では理論や考え方が解明されどんどん進歩しているが、そのような時代に書かれた本には今の私たちが大きく感銘し感じ得られる気づきもあったりします。
特に思考と気持ちを集中して書かれた本は、文章に思いが込められており、読む人の心に響く不思議な魅力があります。
あなたの答えが出ないような悩みにも、現代の風潮とは違った見方やヒントが多くありますので経営者にもおすすめの場所です。
即売会の開催情報については、各都道府県にはおおよそ古書組合がありますので、そちらのホームページなどでご確認ください。
東京の神保町には約130店舗の書店が集まる日本最大の神田古書店街があり、秋には100万冊が出品される神田古本まつりが開催されます。
京都でも年に3回大きな即売会が開催されます。
春は「春の古書大即売会」、夏は「下鴨納涼古本まつり」、秋は「秋の古本まつり」が盛大に開催されます。
街の古書店
ここは古書即売会でも出品されない本も所有されていたり、即売会期間に足が運べない場合にも時間を気にせず本を探すことができます。
一般的には来客も少なく、じっくりを本を探すにはおすすめですが、1店舗の所有している本についてはジャンル傾向があったり、書数も多い訳ではなので何店舗かまわることもあるかと思います。
チェーンの古本屋
チェーンのネットワークを活かして場合によっては他店舗の取り寄せも可能。
置いてある本については、最近の本(数年~数十年前)が多い傾向ですが、ジャンルは多彩にあります。
その当時のベストセラー本などが多いので、出版数が少ない本に出会う確率は結構低いです。
新書販売の書店
新たに世に出てくる新書を探す。
日本では毎日約200冊ほどの新書が出てくるので、最新のネタや新たな視点やポイントを得られる場所。
ただあなたのその悩みのヒントになるものが置いてあるかは低いかもしれない。
③本を手に取ってから読むページ
実際に本が並んでいる場所に行き、タイトルを眺めてふっと手に取った本。
ではどこを見ればよいのでしょうか。
著者本人の内容が書かれた本
まずは、その本の著者の出来事や内容を主観で書かれた本を読むことがおすすめです。
例えば、「この人物はこういう生き方だった」のようにその本人ではない誰か別な人がその人物を書いた本ではなく、その本人が本人の事を書いた本、著者自身の体験や出来事を通して思ったことの内容の本(自伝など)をまずはおすすめします。
前者の場合は、取材や調査の上で書かれていて、その人物像の周辺状況や様々なフィルターを介して見れる部分があるので、多面的な角度から把握できる部分は良いとは思います。
後者の場合、本の内容が事実かどうかはさておき、その本人の思いや考えから本の文章が構成されている点です。
要は直接、その本人と会って話を聞いているような感じです。
著者本人の話だと、その話に情熱とエネルギーがより伝わってくるものがあり、言い回しや表現にもその人なりが垣間見えたりします。
著者紹介
本の最後のページ付近にある奥付を読む。
奥付とは本のタイトル、著者名、発行者や発行年などが記載された部分。
そこで著者経歴が書いてあることがほとんどなので、どんな人なのかを最初はその情報のみでざっくりイメージしてみる。
その本はその人が書いたもので、著者と会って直接、話を聞くような感じでまずはそのページを読んでご挨拶。
目次で気になったページを読む
目次を開いてさらっと眺め、気になるフレーズ・単語があればそのページをペラペラっと読んでみる。
そしてまた目次に戻り、同じように気になるページへジャンプ。
何回か繰り返すと同じページに戻りたくなったり、気になるフレーズがいくつかあった本は買いです!
なんか家で読みたい、この本は気になる、と思えば買いです!
気軽に軽い気持ちでやってみるのがコツです。
簡単かもしれませんが、ここまでの下準備と行く場所を検討した結果で、案外するっと出会うことになるかと思います。
まとめ
人は本から受ける影響は多大なものがあります。
良書は過去に生きた偉人や歴史を動かしてきた人間の話や考えを直接聞ける会話や講演会のようなものです。
悩みや問題があった時に、今の自分の周りにいる範囲の人の意見だけではなく、今は直接話を聞くことすら出来ない過去の先輩に意見を仰げることが本の素晴らしいところです。
直接会えない、教えを乞えない、松下幸之助、本田宗一郎、孫正義、このような人たちが自分の近くにいたら、家族でいたら、先生でいたら、上司でいたら、果たしてどのような影響を受けるだろうか、どのような考えを学ぶだろうか。
本は著者の思いの賜物なにです。
良書に出会いましょう!
このページの内容を実践されて、あなたが良書と出会い、その問題を解決するカギを見つけられて、成功された時、まさに「このブログがターニングポイントであった」と振り返っていただける日が現れることを楽しみにしております。
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